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アーカイブス 中国残留孤児・残留婦人の証言
【ライフヒストリー全体を通して、書籍と動画、二つの媒体で証言を残す試み】
ア 北原美智子さん ( 『孤児編 上』 証言20) 長野県
「最初、お母さんがナイフで殺されて。それは、私見た。『どうしてお母さんを殺すの?』って思った。そしたら、Sさんに鉄砲で撃たれて。鉄砲で撃たれたけど、そのときは何もわからず倒れて気を失った」
中国在住41年 戦後在住36年 一時帰国から永住帰国まで5年
証言者のプロフィール
1940(昭和15)年 1月 満州の水曲柳(スイキョクリュウ)開拓団で生まれる
1945(昭和20)年 5歳 終戦の3か月前に父が召集され、母と弟と3人になる
終戦後開拓団の六十数名と共に本部へ向かう山中で団員が他の団員を殺し集団自決 本人だけ助かる
山中を逃げているところを中国人に助けられ養子となり、中国の戸籍に入る
1959(昭和34)年 19歳 結婚(子どもは3人) 介護や看護師の手伝いの仕事をする
1976(昭和51)年 36歳 子ども2人を連れて一時帰国
1981(昭和56)年 41歳 夫と子ども3人と共に永住帰国(本人と子ども3人は国費 夫は自費)
帰国後10日から夫と長男と3人で働き始める その後会社を変わり定年まで働く
インタビュー 2013年11月3日 73歳 場所 お住まいの近くの公民館
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