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アーカイブス 中国残留孤児・残留婦人の証言
【ライフヒストリー全体を通して、書籍と動画、二つの媒体で証言を残す試み】
(24)嫩訓(満蒙開拓青少年義勇隊嫩江訓練所)八州会最後の大会 記録
2017年4月8日、9日。長野県阿智村の満蒙開拓平和祈念館→安曇野ほりでー湯→聖蹟桜ヶ丘 拓魂祭参加→新宿西口 平和祈念資料館
旧満洲に勃利(青少年義勇隊)訓練所と並び大きな嫩江(青少年義勇隊)訓練所がありましたが、略して嫩訓(のんくん)。その中に50前後の中隊があったようです。その一つが八洲会(やしまかい)。4月8日・9日に、最後の大会があり参加させていただきました。
初日は満蒙開拓平和祈念館見学、安曇野の温泉で大会。翌朝は7時半出発。聖蹟桜ヶ丘の拓魂祭(11時開始)参加というかなりハードな感じの日程でしたが、それぞれの事情で参加できるところだけ参加というゆるい形態で、移動はマイクロバスだったので、予想していたほど大変ではありませんでした。
全行程、記念館の寺沢秀文氏も参加してくださって場を盛り立ててくださいました。移動は別だったので、羽根付きの空を飛べる車を持っているのか、魔法の箒を持っているのかも知れません。
拓魂祭は例年より参加者が多く、特に今年は若者の姿が多かったとのことです。最初の頃は会場に溢れるほどの人の波だったそうです。雨模様で残念でしたが、桜は満開でした。その後、新宿のデパートで昼食をとり、住友ビルの平和祈念資料館見学。後、解散という日程でした。
八洲会は「やしまかい」、五洲会は「ごしゅうかい」、「三洲会」は「みくにかい」と、読みが興味深く、理由を伺いましたが、わかりませんでした。「丸山会」は隊長の名前が丸山さんだったので。ということでした。
20数年前、自興会や拓友会の事を調べていた時、どこも解散「する」とか、「した」とかいう時代でした。それが現在まで続いて来たのは、会長さんのリーダーシップと面倒見の良さで定評のある事務局長さんの両輪が上手くバランスがとれていたお陰だと思いました。それで毎年全国から集まって、奇跡のように大会を開いてこられたのだと思いました。ほんとうに奇跡です。
初めての参加にもかかわらず、皆さん、暖かく迎えていただきありがとうございました。
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