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No.48 仲野嗣男さん ( 『孤児編  上』 証言2)  北海道

「本当の父親は、ソビエトに捕まって、日本に帰って、北海道の台地で牧場をやっていた自分の弟の家に一緒に暮らしていたの。日本に帰ってから再婚してない。(母を)待っていたの、32年間。手紙やりとりして」

 

中国在住35年 戦後在住31年 一時帰国なしで永住帰国

証言者プロフィール

1941(昭和16)年 山形県天童市で生まれる 両親、姉、兄、本人の5人家族 生後3~4か月で家族と共に渡満

1945(昭和20)年 4歳 父が召集される(シベリア抑留後帰国し、北海道に住む)

                               終戦 逃避行後、母が中国人と再婚 兄弟3人もその家に入る  

                               母と継父との間に3人子どもが生まれ、6人兄弟になる

1955(昭和30)年頃 中学を卒業 事務の仕事に就き、帰国まで続ける

1967(昭和42)年 26歳 中国人女性と結婚(子どもは4人)

1964(昭和39)年 姉が帰国 姉の夫の実家のある長崎に住む

1970(昭和45)年 母が帰国 北海道の父と住む(父は帰国後母と文通し、帰国を待ち続けていた)

1976(昭和51)年 本人が家族と共に帰国 両親のいる北海道に住む

           のちに、中国の継父とその子どもたちも全員帰国 長崎と福岡に住む

1982(昭和57)年 兄が家族と共に帰国 北海道に住む

1995(平成7)年  母が亡くなる  翌年継父も実父も亡くなる

 

インタビュー 2017年7月25日 75歳  場所 証言者のご自宅

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