​【ライフヒストリー全体を通して、書籍と動画、二つの媒体で証言を残す試み】

証言者プロフィール

１９４０(昭和15)年　栃木県烏山に生まれる　家族は両親と男の子５人兄弟の末子

１９４２(昭和17)年   ２歳　渡満　北安省(ペイアンショウ)花園(はなぞの)開拓団へ　秋に父が食中毒で死亡

１９４５(昭和20)年  ５歳　終戦   母、兄3人と共に撫順市(ブジュンシ)の避難所に入る　12月に母が餓死

                               中国人の家に連れて行かれ、隣家の老夫婦家族に引き取られる

１９６０(昭和35)年　20歳　瀋陽市(シンヨウシ)の大学に進学　共産党入党を勧められるが、日本人とわかり党から却下される

１９６２(昭和37)年　中国の外事課に帰国希望を出すが、日本人という証拠がないと却下される

１９６３(昭和38)年　大学を中退し撫順市に戻る　結婚(子どもは3人)　

１９６４(昭和39)年　養父が生前勤めていた電業局に就職　

                               文化大革命のとき壁新聞に日本のスパイと書かれたが、反論の壁新聞を書いてその上に貼る

１９７２(昭和47)年　日本に帰国していた兄が見つかり戸籍を回復　自分で帰国手続きを始める

１９７６(昭和51)年　36歳　家族5人で永住帰国(国費)　栃木県矢板市に住む

　　　　　　　　     子どもの独立後、次男の住む札幌市に転居

 

インタビュー　２０１５年８月２６日　７５歳　　場所　証言者のご自宅