証言トさんの場合

No.38 　平得永治さん（『孤児編下』証言60）　沖縄県

「(家を買うとき)保証人、全部この人やってくれたのよ。感動して、泣いたよね。その友達は中国語できない。日本人でとっても親切な人だった。みんな教えてくれたわけね。だからこれ一生忘れない。忘れないようにしてる」

台湾在住約７年のち中国在住２６年　終戦から帰国まで３０年　一時帰国なしで永住帰国

（最後のビデオは、ご自身で作曲された曲の演奏です）

証言者プロフィール

１９４２(昭和17)年　台湾の台北(タイペイ)で生まれる　両親は石垣島出身で台湾で結婚　家族は両親と３人

１９４４(昭和19)年頃　弟が生まれる　父親が病気で亡くなる　母親が中国人と再婚　弟が亡くなる

１９４５(昭和20)年　３歳　終戦　

１９４９(昭和24)年頃　継父、母親と３人で中国福建省(フッケンショウ)に渡る

　　　　　　　　　中学校を卒業後、継父の農業を手伝う　その後人民公社大隊で働く

１９６７(昭和42)年　 25歳　中国人女性と結婚

１９７５(昭和50)年　 33歳　母親、妻、子ども(３人)と共に永住帰国　叔父の看板業を手伝う

　　　　　　　　　その後、草刈り、パン屋などの仕事に就く

１９８７(昭和62)年　継父を呼び寄せる　

インタビュー当時　公民館などで二胡を教える

インタビュー　２０１７年１月２６日　７５歳　　場所　証言者のご自宅