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アーカイブス 中国残留孤児・残留婦人の証言
【ライフヒストリー全体を通して、書籍と動画、二つの媒体で証言を残す試み】
証言D 小石峰幸男さん ( 『 孤児編 上 』 証言28 ) 長野県
「いろんな経験をしたけど、『今振り返って大変だった』なんて思わなくってもいい。思うと夜寝れんようになっちゃう。あのときは、日本に帰りたくたっても帰れなかったし、向こうでも楽しかったで。夜間学校に行ったりして、友達いっぱいおった。友達と遊んだ時間が多かったですね」
中国在住47年 戦後在住44年 一時帰国から永住帰国まで9年
証言者のプロフィール
1934(昭和9)年 1月 長野県豊丘村野田平(のたのひら)で生まれる
家族は祖父、両親、姉、本人、妹、弟4人
1942(昭和17)年 4月 8歳 家族全員で渡満 新立屯(シンリットン)上久堅 (かみひさかた) 村開拓団へ
1945(昭和20)年 4月 父が召集 (終戦後シベリアに送られ、1947年に帰国し再婚)
8月 終戦 家族で逃避行 濃河鎮(ノウカチン)収容所に入る
姉、妹、弟が中国人にもらわれる 本人は、母、弟と一緒に中国人の家に入る
1946(昭和21)年 母と養父が死亡 弟とそれぞれ別の家の養子になる
1957(昭和32)年 23歳 結婚(子どもは8人、そのうち4人亡くなる)
1980(昭和55)年 46歳 次男、弟、弟の息子と共に4人で一時帰国
1989(平成元)年 12月 55 歳 妻、次女、次男と4人で永住帰国
1992(平成4)年 58歳 長男と長女を呼び寄せる
インタビュー 2013年9月16日 79歳 場所 証言者のご自宅
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