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O  山田正宏さん   ( 『 孤児編  上 』 証言35 ) 埼玉県

「俺は着る物もなくて。寒いときは竈(かまど)の前に座っていたり、馬や牛がおしっこしたら、土に穴ができるけど、その穴が暖かくて、すばやく、足を入れて温めていたよ」

 

中国在住37年 戦後在住31年 一時帰国なしで永住帰国

証言者プロフィール

1936(昭和11)年 1月 埼玉県秩父生まれ

1939(昭和14)年 3歳 継父と母親と3人で渡満  小八浪(ショウパラン)中川村開拓団へ

1945(昭和20)年 9歳 終戦 継父は終戦の半年前頃、召集され、シベリア抑留となり2年後帰国 

           母親と2人で逃避行後、方正(ホウマサ)の収容所へ  母親と共に養父の家に行き、母親は死亡

           その後、次の養父に引き取られる

1953(昭和29)年 20歳 料理店で働く 13歳の残留孤児の女性と婚約

1958(昭和33)年 22歳 結婚 妻15歳 農業戸籍離脱 

1976(昭和51)年 6月1日 40歳 妻31歳 子ども4人と永住帰国(国費)

           埼玉県秩父市に住む 帰国手続き途中で、父の離婚により名字が変わる

 

インタビュー 2013年10月 77歳  場所 証言者のご自宅

 

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